はじめに。〜決心した経緯〜
2016年10月からスペインへ留学することにした。
過ぎゆく日々、ちゃんとどこかに残しておかないと、
思ったこと、考えたこと、感じたことを忘れてしまいそうだから、
日記に残すことにしよう。
まずは、スペイン留学実現の経緯。
大学卒業後、大学に就職。
帰りは早いし、給料も悪くなかった。
でも、一緒に働く人は、自分と仕事に対するスタンスが残念ながら違った。
また、異動もほとんどなく、学べることも少なく、思っていた以上に事務作業ばかり。だった。危機感と虚無感から3年半勤めた後、退職。
転職先は、医療系人材紹介会社。大学で人事系の仕事をしていたので、人事労務系の中途採用として雇ってもらった。年収は下がったが、民間会社で働かせてもらえるだけで嬉しかった。
覚悟していたものの、ベンチャー企業ということもあり、毎日帰りは遅く、激務と上司との人間関係に悩み、7ヶ月働いたところで倒れる。
労務系やるなら社労士の資格取ってやる!と意気込んで入社したけど、採用業務で忙殺され、いつしか社労士の勉強が苦痛でしかなくなっていた。
ちょうど、転職しバタバタしていた私には、年明けから付き合っていた彼がいた。
お互いの家が近いことから、すぐに同棲し始めた。
彼は私が日に日に弱り、精神的に追い込まれていくところずっと見てきた。
いつもいつも優しく心配してくれた。毎晩、泣く私の背中をさすってくれた。
結局、2ヶ月、休職することになった。
休職ししばらく経つとゆっくりとこれからのことを考え始めた。
自分でも意に反しながら仕事をしてきたのは、薄々感じていたが、
留学すると決意するまでの踏ん切りがついていなかった。
そんな時に、彼が、
「本当にやりたいことってなに?大事にしたいことはなに?学歴?職歴?年収?違うよね。そんなこと気にしないで、好きなことをして楽しそうにしてくれるほうが見てても嬉しいよ。もっと向いている仕事あると思うよ。」
と言ってくれた。
続けて、「きっと留学したら考えも広がると思うから、本当に行きたいなら行ってきたほうがいいよ。俺は、留学したことが自分の考え方の土台になってるし、留学を通じて学んだことが多いから。」
と言ってくれた。
そう、彼は高校時代に1年間アメリカに留学し、アメリカの大学に進学した経歴を持っていた。
私が漠然と留学したいということは、付き合う前に話していた。
「持病で大学時代に諦めたけど、死ぬまでに留学はしたいな。でも、将来は結婚したいし、子供も産みたい。いつ行こうかなー。」
なんて、そのときは笑って話していた。
でも、休職中にたくさん彼と話しているうちに、
留学を実現するには逆に今しかないような気が段々としてきた。
同じ頃、初めてヒーリングを受けた。
自然と涙が出て、心が解放された。
そして、留学への気持ちが固まった。